4日に、俳優の赤塚真人さんが亡くなられたと。

2019年、はじめて沖雅也研究会に参加した時のゲストが、赤塚さんでした。
もう、とにかくサービス精神旺盛で、めちゃくちゃ素敵な方でした。


沖さんと駆け出しの10代を一緒に過ごしたそうです。
ロケ先では一緒の部屋に泊まり、仕事以外でも出かけたそうです。

「沖ちゃんのファンのために」

と、当時の台本をたくさん、キャリーバックに入れて持ってきてくれました。
「一緒に撮った写真があるはずなんだけど、探しても出てこなくて…」

「今日は、僕の知っている沖ちゃんの話しを、沖ちゃんのファンのみんなに話しをするからね、それが供養だと思うんだ、安心しろよ、沖ちゃん」
と、挨拶をしてから、思い出話しをたくさんしてくれました。


2次会の席で、赤塚さんのお隣に座らせてもらいまして、たくさん話しを聞かせてもらいました。
劇団の主宰ということもあり、みんなをグイグイ引っ張ってくれるような会でした。


声もよく通るので、マイクいらない。
とにかく、話しが超面白い。


赤塚さんは、幼少期からご苦労をされたそうで、その話もしてくれました。
お子さんも二人いるそうですが(息子さん・娘さん)、俳優業をしながら、男手一つで育てたそうです。
お子さんは、たぶん私と同年代でしょう。
すごくいい子に育ってくれた、と嬉しそうに話してくれましたよ。


趣味の水彩画は有名だそうで、その作品を携帯で見せてくれました。
その絵が、いつまでも忘れられない絵でした。
田舎の水田。
今でも、その絵が欲しい、と思うくらいです。


俳優さんですし、もっとご自分のことを話してくれてもいいのに

「今日は、沖ちゃんの思い出話しをしよう!」

と、ずっと、沖さんの話しをしてくれました。
9割沖さんとの面白い話しで、残りは、最後に見かけた沖さんの話し。


「沖ちゃんは友達がいない、とよく言っていたけど、
僕は、沖ちゃんの友達だと思っているよ」


別れ際、

「また呼んでくれたら、次までに写真を探しておくね」

といつまでも、写真を持って来ることができなかったことを悔やまれていました。
沖さんとの写真よりも、また、赤塚さんに会いたいと、すっかり赤塚さんのファンに。
最後の最後までサービス精神旺盛。


また、会えると思っていたので、残念で仕方がありません。
ご冥福をお祈りします。